「良薬口に苦し」フィバーフューで活力と爽快感にアプローチ

元気が欲しい時におすすめ！フィバフュー

フィバフュー（Feverfew、和名：ナツシロギク）は、古くから薬用ハーブとして利用されてきた植物です。その主な効能は、特定の成分が体内の生理機能に働きかけることによってもたらされます。

飲みやすさ:＊
苦味:＊＊＊

フィバフューの主な有効成分と関連する機能

フィバフューの主要な有効成分として知られているのは、セスキテルペンラクトン類、特にパルテノリド（Parthenolide）です。この他にも、フラボノイドや精油（揮発油）、タンニンなどが含まれています。

これらの成分が、以下のような機能に関連すると考えられています。

抗炎症作用と鎮痛作用

パルテノリド: この成分が、炎症や痛みを引き起こす主要なメディエーターであるプロスタグランジンの生成を抑制する働きがあると考えられています。プロスタグランジンは、体の免疫反応や炎症反応において重要な役割を果たす物質ですが、過剰に生成されると痛みや発熱、腫れなどの症状を引き起こします。パルテノリドがその生成を阻害することで、炎症反応を抑え、結果的に痛みの軽減につながるとされています。この作用は、特に片頭痛や関節リウマチの痛みの緩和に注目されています。

また、セロトニンの放出を抑制する働きも示唆されており、これが血管の収縮・拡張に関わることで、片頭痛のメカニズムに影響を与える可能性も指摘されています。

抗血小板作用

パルテノリド: 血小板の凝集を抑制する作用があると考えられています。これは、血栓の形成を抑制する方向に働き、血管の健康維持に寄与する可能性があります。片頭痛の一因とされる血管の異常な収縮・拡張にも関連すると考えられています。

抗ヒスタミン作用・抗アレルギー作用

一部の成分（フラボノイドなど）が、アレルギー反応に関わるヒスタミンの放出を抑制する可能性が示唆されています。これにより、アレルギー症状の緩和に役立つ可能性があります。

リラックス効果・鎮静効果

フィーバーフューに含まれる**エッセンシャルオイル（精油）**は、芳香成分として知られ、リラックス効果をもたらし、ストレスや不安を軽減するのに役立つとされています。これにより、精神的な緊張が原因となる頭痛や不眠の改善にも寄与する可能性があります。

美味しい飲み方

90度くらいのお湯を注ぐと、比較的すぐに薄いグリーンになります。放置すると苦味が増しますので、お湯で薄めるか、氷を入れてアイスでお楽しみください。

おすすめはフレッシュミントやローズマリーなどとのブレンドティーです。ぐんと呑みやすくなり、さらに爽快感を感じる飲み口に仕上がります。

＊飲んではいけない人

キク科アレルギーのある人、妊娠中、授乳中の人、2歳以下の小児、投薬中の方は使用をお控えください。